요즘 일본대학들은 <소논문>이 있는 경우가 많아졌습니다. 소논문도 쓰는 요령이 있습니다.
이지영 센세와 공부하면 일본어 소논문도 더 이상 두렵지 않아요 ~
★小論文の書き方★
Ⅰ小論文とは
小論文とは、一言で言えば「短い論文」です。
論文とは、自分の主張を論理的に述べる文章のことで、大学で研究者たちが日々読んだり書いたりしている、学術的な文章のことです。論文には、「学位論文」「学術論文」「小論文」などの種類があります。大学は学術的な研究を行う場所、つまり研究機関なので、授業を担当する教授・講師たちはこうした論文を書くことを仕事にしています。
大学では、学生は講義期間の期末にはテストを受けるか、レポートを提出することで講義の評価をされることが多くあります。このレポートも一種の「小論文」のようなもので、通常2000字から8000字程度のレポートを書くことが要求されます。このレポートでは、学生は自分が「これまでの講義を理解したかどうか」を示すと同時に、「講義から何を考えたか」つまり、「自分の考え」を説得力のある形で論じることになります。あなたが大学受験の入試科目の1つとして対策している「小論文」は、大学生になって書くことになるレポートの短いバージョンなのです。
このように、大学では、「何を学んだか」を前提として示すことと、そこから「何を問うか」で学生は評価されます。 前提知識である既習内容から、何が問題であるかを見つけ出し、それに対する独自の主張を展開する必要があるのです。
大学受験の小論文試験は、この論文執筆という意味での「大学生になるための基礎力」を測ることを目的としています。そのため、受験生の共通のインプットとして課題文が課されるのです。小論文の試験において、まずは課題文を要約(課題文に対する理解度を測っているのです)させ、次に意見を述べさせる問題が多いのはこのような背景があるからなのです。
つまり、小論文は簡単に言えば「論理的にあなたの意見・主張を述べるための文章」です。この課題に応え、あなたの理解力・論理的な主張の展開力を証明するために気をつけなくてはならないことを、この記事で学んでください。
☆小論文と作文の違い:作文の書き方の例文☆
小論文と作文の違いは、文章自体の目的にあります。
作文は、経験や体験を元にした自分の考えを「伝える」ことが目的の文章です。一方で、小論文は、「自分の意見を論理的に述べる」ことを目的とした文章であり、読み手を説得する狙いを持って書く文章です。説明だけではわかりにくいと思うので、実際に例文でイメージを掴みましょう。ここでは、作文の書き方の例文と小論文の書き方の例文をご紹介します。
作文:経験・体験を元に自分の意見や考えを述べる文章
論文:理論に基づいた自分の主張を論理的に述べる文章
小論文が読み手に自分の意見・主張に納得させることを目指した文章である以上、誰もが納得するような、論理的な文章でなければいけません。これが、小論文が作文よりも難しい理由なのです。
小論文と作文の違いをより明確に理解するため、それぞれの例文をみていきましょう。作文は、個人の感情や体験を元に自分の意見や考えを述べる文章なので、以下のような表現が可能です。
【作文の書き方の例】
僕はこの2ヶ月間、毎日3本ジュースを飲んだ。すると体重が3キロ増えた。ジュースには砂糖がたくさん入っているから太ったのだろう。だから、ジュースは健康に良くない。
この例文は、個人の体験と感想に基づいた意見です。この作文では「ジュースは健康に良くない」というのが書き手の主張ですが、これは論理的な説得力を持つ文章であるとは言えません。
一方で、小論文ではより論理的な主張を展開する必要があります。小論文では、同じ主張でも以下の例文のような表現が適切です。
【論文の書き方の例】
○○研究所の調査によると、500mlのジュースには角砂糖15個分、約55gの糖類が含まれている。これはWHO(世界保健機関)の定める成人の一日の糖類摂取量の上限の25gの倍以上だ。つまり、ジュースの飲み過ぎは過剰な糖類を摂取する行為であり、健康に良くないといえる。
このように、小論文の書き方では、「ジュースは健康に良くない」という主張に説得力を持たせるため、主観を排して「事実」に基づいた論拠を示します。また、正式な研究機関やレポートを引用して(自分の論の正当性を保証するため)、自分の主張をサポートします。
大学受験の小論文試験では、試験場という情報へのアクセスが制限された場所での執筆になるため、自分の意見・主張をサポートするための事実(調査結果やデータなど)を論文に組み込むことは期待されていません。つまり、あなたは提示された課題文から必要な情報を読み取り、必要があればそれを自分の主張のサポートに使いつつ、独自の主張を自分の持っている例を踏まえて論理的に書けば良いのです。小論文試験の場では、「意見を論理的に述べる」ことができれば合格点を取れるはずです。
小論文の特徴と書き方のコツを覚えてしまえば、難しいことではないので、小論文の構成やルールを頭に入れておきましょう。
小論文には、論理的に文章を記述するための書き方や構成があります。この書き方や構成に則った文章構成を覚え、忠実に再現することで、あなたの書く文章は、小論文の体裁になります。この記事では、小論文の構成や守るべきルールについても紹介するので、是非参考にしてください。
Ⅱ小論文の書き方
☆要約と論述
小論文で高得点を取る力を身につけるために、以下の2種類のトレーニングを行いましょう。
【課題文要約能力のトレーニング】
小論文で高得点を出すためには、がむしゃらに小論文を書く練習をするだけではダメです。まずは、現代文の問題などを使用して文章の全体要約を作る練習をしましょう。現代文の勉強の際に、センター試験の評論文や国公立大学・私立大学の過去問の文章を全体要約すると良いと思います。要約の実力は数を重ねるほど上達するので、まずはガンガン要約の練習をしていきましょう。
志望校の小論文問題を見てみて、問題が課題文の要約を要求している場合には、本番の要約問題と同じ字数で要約の練習を行うと良いでしょう。志望校の問題では要約が要求されていない場合にも、課題文を理解し、小論文に活かす練習として200-350字程度の要約を作成する練習をしておくべきです。
また、要約の練習では「作りっぱなし」はNGです。要約は一度作ったら、誰かに読んでもらうか、自分で2度3度読み直しましょう。あなたの作った要約文から、課題文の中心的なテーマ・筆者の主張・必要な論拠などは読み取れるでしょうか。要約文を作っただけでは、練習したことになりません。自分の要約文を自分で確認して、より良いものに変えていきましょう。
【論述トレーニング】
全体要約を上手く作れるようになってきたら、次は論理的な文章を書く対策に移りましょう。この記事では、小論文の簡単な文章構成と、小論文の文章作成のコツを伝授しますので、参考にして是非自分で書いてみてください。
☆小論文の構成
小論文で論理的な書き方ができるように、「小論文の文章構成」「小論文のルール」をご紹介します。
作文とはまた違う構成やルールを意識しなくてはならないので、最初は戸惑うかもしれませんが、たくさん書いていくうちに慣れてきます。まずは文章構成とルールを知りましょう。小論文では、「序論」「本論」「結論」の3部構成を意識した文章を書くことが重要です。この記事では、それぞれの部の概要だけまとめることにします。
序論
小論文の序論は、言い換えれば本文への導入部分です。つまり、これから論じることに対する前置きをするのが、序論の役割です。具体的には、その論文の中で論じる問題について記述し、それに対する問題を提起し、さらに主張や考えの方向性を示します。
小論文では、問題と課題文の内容を踏まえて、まず序論であなたの主張・意見を述べるべきです。つまり、序論において「結論の提示」を行うということです。序論であなたの意見・主張の結論を述べることで、読み手は本論・結論でどのようなことが述べられていくのかをある程度想定して読むことができます。序論で結論を提示しておくことで、読み手を引き込むことができるのです。
本論
小論文の本論は、言い換えれば文章の中心部分です。小論文の本論では、あなたの意見・主張をサポートする根拠・証拠を論理的に積み上げいきます。つまり、本論には事実をベースにした証拠を記すことで、あなたの意見・主張の正当性を証明するのです。この部分が論理的で、根拠や具体例を十分に含んでいると、読み手があなたの意見に納得しやすくなります。したがって、小論文の3部構成の中で、最も具体性が必要な部分です。
結論
小論文の結論は、言い換えれば序論において提起した問題に対する結論を提示する「締め」の部分です。ここでは、序論と本論のまとめとして、自分の主張を明確に述べることが必要です。
☆小論文のルール
小論文を書く際に注意するべきルールとして、文体のルールがあります。
小論文では文体は「〜だ。」「〜である。」で統一しましょう。作文では「〜です。」「〜ます。」を使うことが多かったかもしれませんが、論文では「ですます調」はNGです。「だ・である」に統一して文章を書きましょう。
Ⅲ小論文のコツ
多くの受験生が、「小論文では論理的な文章を書きなさい」と指導されても、すぐに論理的で説得力のある文章を書けるわけではありません。なぜなら、どうすれば論理的な文章を書くことができるかを知らないからです。ここでは高得点が取れる小論文を書くための、論理的な文章を作成するコツを例文でご紹介しますので、参考にしてみてください。
【論理的な文章の書き方のコツ】
論理的な文章の構成は、下記の4つの文を意識することで上手く書けるようになります。「序論・本論・結論」という大枠の文章構成だけでなく、段落内の文章構成の書き方もコツを掴んでおくと有利になります。例文を読んでイメージを掴んでみてください。
①Topic Sentence(主題)
②Supporting Sentence(主題の論拠)
③Example(具体例)
④Concluding Sentence(結論)
①から④まで、この流れを意識した文章を書くことで、読み手に伝わりやすい、論理的な構成の文章を書くことができます。
【論理的な文章の書き方:例文】
①Topic Sentence(主題)
私は大学在学中の留学に賛成である。
②Supporting Sentence(主題の論拠)
なぜなら、2020年の東京オリンピックの開催に向けて英語能力の高い人材の需要は年々増してきており、留学は語学力を伸ばす効果的な方法だからである。
③Example(具体例)
私の母は英語の通訳者として働いている。彼女は大学生のときに1年間アメリカの大学へ交換留学していた。それ以前の母は英語を話すことが苦手だったが、留学経験を経て流暢な英語を話すことができるようになり、現在は通訳案内士の資格も取得している。
④Concluding Sentence(結論)
このようにグローバル人材に対する需要が増していく現在において、語学力向上のために、より多くの学生が留学を経験するべきであると考える。
まず、①のTopic Sentenceでは主題・主張を述べます。この例文では、書き手が留学に賛成であることが提示されます。次に、②のSupporting Sentenceでは、Topic Sentenceをサポートする論拠が示されます。例文では、このSupporting Sentenceによって、「語学力が重要な背景」を提示した上で、「留学が語学力を伸ばす効果的な方法であること」を示しています。
つまり、Topic Sentenceで述べたあなたの意見・主張を論理的に補強しているのです。さらに③のExampleでは、②の論拠の具体例を挙げます。論拠に具体的な事例を提示することで、説得力を増すのです。最後に④のConcluding Sentenceで、全体のまとめと①Topic Sentenceで述べた主張を繰り返し強調します。
この書き方を意識することで、論理的に小論文の文章を書いていくことができます。
もちろん、すべての論理的な文章がこの構成であるわけではありません。しかし、この例文のように、各センテンスの大まかな構成を意識することで、文章が冗長になったり、無駄を多く含むことを避けることができます。小論文を書く上での一つの考え方として、参考にしてみてください。
「序論・本論・結論」の中で、この書き方を中心的に使用するのは本論です。本論では、あなたの主張の論拠を論理的に述べることになるため、段落内の文の構成も重要になるのです。是非この「小論文のコツ」を意識して、論理的な小論文を書いてみてください。
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